業界には業界の専門用語があり、不動産業においても、もちろん「専門用語」はあります。
これを知ったからと言って得をすることは無いと思いますが、参考になればと思います。
難解な不動産用語
物件の種類
かしぶっけん
・かしぶっけん(瑕疵物件)…瑕疵とは欠陥の意味である。 いわゆるワケあり物件などと呼ばれており、通常備えるべき品質や性能を欠いている不動産のこと。
自殺物件・孤独死、殺人物件・火事・ゴミ屋敷、再建築不可・非接道物件等の物件を総じて言う。
ねごうかぶっけん
・ねごうかぶっけん(値交渉可物件)…値段交渉が可能な物件の事。
売主(貸主)に事情が有ったり、金額が相場よりやや高めに設定されていたり、長期間売りに出されている物件で売主(貸主)が柔軟に対応してくれる物件のこと
ちょうせいくいき
・ちょうせいくいき(市街化調整区域内にある物件)…市街化を抑制すべき区域を「市街化調整区域」といいます。
市街化調整区域は、多くの場合、農地が広がり建築物の密度が低い地域に指定され、原則として住宅等の建設が禁止されています。
たにんぶつ
・たにんぶつ(他人物売買)…他人の物を売買すること。民法では、他人の物を売買する契約も有効な契約であるとしている。
恐ろしいが不動産取引は他人物売買が可能。
きょうかいひめいじ
・きょうかいひめいじ(境界非明示)…境界の指示なしでの物件。こうぼとりひき(公簿取引)とも言われます。要は登記簿(権利書)に記載された面積で取引すする事。
中古物件でも比較的新しいものだと「地積測量図」という土地を有資格者が測った図面があるのですが、古い場合はええかげんな場合や無い時も。そんな時に境界非明示で取引する事も。
キホンはおすすめしません。(境界設置してからの取引が望まれます。)
登記のしかた
さんため
・さんため(三為)…第三者のためにする契約を用いて物件を転売する不動産業者を指します。
第三者のためにする契約を三為契約と略し、三為業者が三為契約で利益を得る仕組みを三為(さんため)スキームなどと呼びます。
不動産の売主や買主が三為業者と取引をすると、大きな損失を被るおそれがあります。
ちゅうかんしょうりゃく
・ちゅうかんしょうりゃく(中間省略登記)…不動産がA→B→Cと順次売買された場合であっても、Bへの名義変更自体を省略してA→Cに直接所有権の移転登記をする事。
(さんため)と(ちゅうかんしょうりゃく)はセットで使われます。
みとうき
・みとうき(増築未登記)…登記がされている建物(既登記建物)に増築が行われたが、増築部分が登記されていない状態のことです。増築されている部分が「誰のものなのか不明」な状態。
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