貞観政要(じょうがんせいよう)

中国は唐の時代の貞観の政治の要点

タイトルからかけ離れた面白さ

こんな人に読んで欲しい

□経営に悩む経営者
□部下との関係を深めたい上司
□簡単にリーダー論を知りたい(本書は193ページ)
□中国の失敗した/成功した皇帝の事を楽しく学びたい

家康も愛読

源頼朝や徳川家康、明治天皇も治世の参考にしたと言われる帝王学の最高傑作を原文に触れながら、やさしく学べる入門書。

中国史上最も安定した時代「貞観の治」をなした名君とその家臣たちの対話で、上司や部下の関係や組織運営の妙を解く。

・「部下の諫言(かんげん)を聞き入れよ」
・「清貧の生活に甘んじよ」
・「敵の忠臣を登用せよ」など

現代の処世にも生かせる普遍的な知恵の結晶でありビジネスにも有効で必読の中国古典です。

*諫言‥目上の人の欠点や過失を指摘して忠告すること。諫(いさ)めること。また、その言葉
    いましめること。きびしく注意すること。

最も重要なテーマ ~諫言(かんげん)~

「諫める家臣(いさめる)、聞き入れる君主」 部下の諫言を聞き入れよ
部下がいかに重要な提言・批判をしても、上司が無視したり、逆に怒りを発したりするのではない。

強いリーダーシップとは決して暴走したり独断専行したりる事でないむしろ聞く耳を持つことによってうまく軌道修正できる事が肝要なのです。

他にも興味深いテーマが有ります。
・「名君の条件」
・「創業か守成か」
・「前轍を踏むな」
・「言葉と行動に責任を持つ」
その他テーマの中には「読書の大切さ」の掲載もあります。
個人的には「創業か守城か」がなるほど!と感じたテーマの一つです。

中国古典に触れながら楽しく学べる一冊です。
まあ面白い。唐の太宗の人物像や家臣との問答も現代に通じるものがあり、本当に面白い。

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