ファスティング

ファスティングをすることで、デトックス効果や腸内環境の改善、免疫力の向上などの効果が得られます。

現代人は昔に比べてカラダを動かす機会が少なくなった上に、動物性たんぱく質、脂肪、砂糖、炭水化物、などの食べ過ぎや、食品添加物や残留農薬などの有害物質を大量に摂取しており、消化器官は疲れきって悲鳴をあげている状態です。

ファスティングでは、そんな疲れた消化器官(胃や腸)を休ませ、身体の中を掃除することを目的とします。

疲れた胃腸を休めるファスティング

ファスティングを実施するには準備段階から重要で、断食期間を含め回復食と1週間程度の時間をかけて実行する事が重要です。


準備食

・発酵食品(ぬか漬けや納豆、生きた麹菌で作られた味噌など)

・食物繊維の多く含む食品…大豆製品や海藻、野菜、いも類など

・「まごわやさしい」の「さ」抜き…バランスのいい和食の頭文字をとった合言葉「まごわやさしい」。ただし準備食期間は動物性たんぱく質は避けるため、肉と魚は摂らない。

ま 豆類、納豆、豆腐

ご ごま類

わ わかめ、海藻類

や 野菜

さ 魚(ファスティング前は摂らない)

し しいたけ、きのこ類、しょうが

い いも、米を含む穀物

…動物性たんぱく質その他胃に負担がかかるモノは食べない。

・スパイスや唐辛子などの香辛料
・アルコール、コーヒー、炭酸飲料
・塩分の多い食事
・レンコンやごぼうなどの繊維質の野菜
・バラ肉など脂質の多いもの
・揚げ物や炒め物など脂っこい食事
・たこやいかなど魚介類
・ケーキや和菓子、チョコレート、ゼリーなどお菓子類
・砂糖、はちみつなども控える。
・たばこ

ファスティング中の過ごし方

準備食期間が終わったら、いよいよ固形物を取らない期間。栄養不足にならないように、発酵ドリンクを飲みながら行う。

・ファスティング中の運動
ランニングなどの息が上がるくらいの有酸素運動や、強度の低いヨガやストレッチなどの激しすぎない運動はファスティング効果を高めてくれるのでおすすめ。
温かい湯船につかること、深呼吸・瞑想などもGood。

ファスティング後の回復期間

回復食期間はとても重要な時期です。身体の不調やトラブルを生じさせないためにも、効果的な回復食を正しくとるようにしましょう。

ファスティングを行ったことで胃腸はしっかりと休むことができ、生まれ変わっているため、とてもデリケートな状態になっているのです。

せっかくリセットされたきれいな体に、あえて添加物を多く含んだコンビニ弁当やファストフード、インスタント食品といったものを入れるのは非常にもったいない行為です。

理想的な食事は、胃の負担にならないものから始め、よく煮込んだ野菜や重湯、“まごわやさしい“を中心とした食事に戻していきましょう。
積極的に摂りたいのは、善玉菌のエサになる発酵食品や食物繊維です

ファスティングスケジュール

1日目 準備食①

ファスティングするための準備の食事をする期間。準備食を参照し、腹八から腹七分を意識する。
お酒、たばこなどの嗜好品、カフェイン摂取も控える。

2日目 準備食②

準備食の2日目は、ファスティング期間の前日。
朝は、昨日同様、「まごわやさしい(に、さ抜き)」を意識したバランスのよいメニューを心がけて。普段朝食を食べない人はわざわざ食べなくてもOK。
昼は、野菜スープばや玄米、おかゆなどがおすすめ。
夜は、バナナ1本またはリンゴ1個、玄米や雑穀米など、ご飯とみそ汁を「腹六分」を目安に食べる。

「ファスティング前日は午後8時ごろまでには夕食を終えるのが理想です。夕食を軽くすることでファスティングの辛さが和らぎ、断食時間も長くなるため、ファスティング効果がより一層高くなります。

3日目~5日目 ファスティング期間(3日間)

ファスティング期間の3日間は、基本的には水とファスティング専用の発酵ドリンク、ノンカフェインの飲み物だけで過ごす。一日を通して少しずつ小まめに特製発酵ドリンクを飲む。「こうすることで血糖値の乱高下を防ぐことができます」

<1日の水分摂取量の目安>

男性:300ml~400ml程度を6回。 1.8L~2.4L

女性:200ml~300ml程度を6回。 1.2L~1.8L

発酵ドリンク1:水6の割合に薄めて小まめに飲む。

6日目 回復食

朝は、ファスティングが終了して1食目の大切な食事。ここで何を食べるかによって、ファスティングの効果が大きく変わります。

リセットした体を汚してしまうような添加物の入ったものは避け、体にやさしい食事を意識します。

昼は、サラダや、にんじんやりんごなどのスムージー、または大根やにんじんなどのすりおろし野菜、外出先ならそばなどの軽いものを選択。

よく噛んで食べることが大切。よく噛んで食べる。よく噛んで食べること。

夜は、スープやサラダといった野菜を中心に食べる。海藻、漬物などの発酵食品、くだものなど消化のいいもの。

7日目 回復食②

朝は、野菜やフルーツ、発酵ドリンクを30~50mlなど。まだ腸の働きが通常時よりも緩やかなので、胃腸に負担をかけないものを食べる。

昼食以降は、少しずついつもの食事に戻していく。肉や魚、刺激物などは胃腸に負担をかけすぎないために9日目(回復食4日目)以降がおすすめ。

また、ダイエット目的の場合はお米などの炭水化物は7日目(回復食2日目)以降がベスト。

回復食

ファスティングを無事に終えた安堵感から、すぐにでも食事をしたいという気持ちもあるかもしれませんが、まずは徐々に、ゆっくりと普段の食生活に近いものに戻していくのが理想的な回復食の流れです。

体に負担がかからない形で、段階的に食べるものを変えファスティングの効果を持続させましょう。

・重湯…おかゆのどろっとした部分のみ
・スッキリ大根…大根、昆布、たたき梅


・里芋の味噌ポタージュ…干しシイタケ、昆布、みそ、ほうれん草、里いも
・豆腐ともずくのスープ…豆腐、もずく、昆布出汁、すりごま

味付けは最小限にしましょう。

酵素ドリンク

・現代人は酵素不足…体の中で働く酵素は生命の維持活動に重要な要素で、野菜や発酵食品にも含まれていますが、現代人の食生活では摂取量が少なく、体内酵素が不足しがちです。

さらに体内酵素を破壊してしまう化学物質(添加物、抗生物質、保存料)を摂取して、体内酵素が減っています。それを補うのが酵素ドリンクです。

酵素ドリンクとは…様々な野菜、果物から抽出したエキスを発酵・熟成させて作ったドリンクです。
酵素ドリンクはあくまでも「体内酵素を補う材料」でとなるもので、普段の食事から摂取しにくい栄養素を効率よく補うことができるます。

・甘味料が多くないか
・自然由来の糖か
・酵素原液100%か
・エキスや抽出液でなく食材名で記載されているかなど

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