中之島美術館

設計/遠藤克彦 

4F展示室/5F展示室

大阪中之島美術館が所蔵する6000点超のコレクションや国内外からの借用作品を展示する展示室は4階と5階にあります。4階は合わせて約1400㎡の面積があり、展示室1には日本画の展示ができるように約60mの展示ケースを設置しています。5階展示室は、約1700㎡の面積と6mの天井高を確保しており、大規模巡回展の開催にも適した設計となっています。分割して使用することも可能で、さまざまな規模の展覧会が開催できます。南北に貫かれたパッサージュには両端に大きなガラス窓が配置され、水都大阪を代表する中之島の素晴らしい眺望を楽しめます。

2F

2階レベルで建物周囲に巡らされた人工の地盤は、歩行者デッキを介して周辺の敷地ともつながり、まちの回遊性向上に寄与します。また、来館者が最初に訪れるパッサージュ空間は、多方向に出入口を設け、誰もが気軽にアクセスできるよう工夫されているとともに、吹き抜けを介して立体的につながり、各階の空間的な連続性にも配慮されています。特に、吹き抜け内に大胆に設置されたエスカレーターは、来館者の気持ちを盛り上げてくれることでしょう。

1F

カフェやレストラン、ミュージアムショップなどのサービス施設は、充実したスペースを確保し来館者サービスの向上を図るとともに、周辺を行き交う人々が気軽にアクセスできるよう配置することで、エリアの賑わい創出にも貢献します。また、建物の中心に位置するホールや南側入口付近に配置されたワークショップルームはさまざまなレイアウトが可能で、講演会やワークショップに加えて、コンサートや演劇、レセプションなど多彩なプログラムが開催できます。

公式サイトより

中之島美術館公式サイト

遠藤克彦建築研究所 中之島美術館公式サイト

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