十日戎とは主に関西地方で商売繁盛や大漁豊作のえびす神を祀る神社で1月10日を中心にその前後1日の3日間で執り行われる祭礼のこと。
えびす神
商売繁盛の神さん
日本神話のイザナミとイザナギの子とされ、七福神の一柱です。
烏帽子をかぶり、右手に鯛、左手に釣り竿を持っている。
「商売繁盛」「除災招福」「大漁豊作」「五穀豊穣」の神様。
戎、ゑびす、恵比寿、恵比須、蛭子、夷などと表記され、親しみを込めて「えびっさん」と呼ばれる。
*七福神…大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋、恵比寿
えびっさんは耳が遠い?
えびっさんは長生きで耳が遠いとされ今宮戎神社では「ドラ」があり、ドラを叩いて音を鳴らし、お参りしたことを知らせる。
神社
大阪市の今宮戎(いまみやえびす)神社、福男で有名な兵庫県西宮市の西宮(にしのみや)神社、京都ゑびす神社が日本三大えびすと称されています。
関西地域に戎神社が多いのは「蛭子神」が兵庫県の西宮に流れついたといわれがあるそうです。
日程
1月9日 宵戎(よいえびす)
1月10日 本戎(ほんえびす)
1月11日 残り福(のこりふく)
1月10日にお参りすのはえびっさんが1月10日生まれという説がある。
縁起物
笹もってこい?
「商売繁盛で笹もってこい」と言って「笹」に色々な縁起物ものを付ける風習があります。
笹はえびっさんが持っている釣り竿に見立てていると言われています。
笹を飾る事で商売繁盛にご利益があるとされています。
また、笹(竹)は真っ直ぐに伸び「生命力が強い」、真冬の厳しい気候でも耐えれることから「困難にも耐える事が出来る」印象があるとされることから「商売繁盛」の縁起物となったそうです。
熊手
熊手はものをかき集める道具として使われるので「福や金銭をかき集める事が出来る」とされこれも縁起物とされています。
他にも縁起物として「福箕」「小判」「千両箱」「米俵」「鯛」「お札」「大入り袋」等がある。
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