鹿猿狐ビルディング
設計/内藤廣建築設計事務所
素材と寸法の操作によって歴史的町並みと対話することを意図されています。
猿沢の池越しに興福寺の五重塔を望み、少し坂を登れば春日大社、鹿がのんびり草を食むその奥には大仏様のいらっしゃる東大寺という、古き良き古都奈良の風景。
そのほど近く、細い路地が入り組んだ迷路のようなならまち元林院町にて、中川政七商店は300有余年商いを続けて参りました。その創業の地に2021年春、新しい集いの場が生まれます。中川政七商店の鹿、猿田彦珈琲の猿、㐂つねの狐。3匹が集うこの建物を我々は「鹿猿狐ビルヂング」と名付けました。
我々が共に志すのは、古きを学び進化し続けること。ふと気がつけばこの奈良という街もそうした進化を繰り返してきた場所です。古の歴史の深さを垣間見せながら、同時におおらかで新しい。奈良に住まう人も訪れる人も、足を踏み入れた路地の先々で、そんな今の奈良に出会っていただけると思います。
中川政七商店公式サイトより
中川政七商店の商品を販売する2階部分。
食に関するもの、雑貨など多種なものを販売しています。見てるだけでも楽しい。
細かい部分や照明、買い物につかれたらベンチもあり、長時間滞在できる。
1階には「猿田彦珈琲」とすき焼き店の「㐂つね」がはいっています。
すばらいしの一言。
中川政七商店サイト
中川政七商店 MAP
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