不動産IDで便利になる??
不動産IDとは
不動産IDは戸建てや分譲マンション、商業ビルの各部屋などすべての不動産を17ケタの番号で識別するもの。
国土交通省では、官民の各主体が保有する不動産関連情報の連携・蓄積・活用を促進することを通じて、不動産業界全体の生産性向上や不動産の流通・利活用を促進するとともに、今後、本格的なデジタル社会を迎えるにあたり、不動産DX を推進する上での情報基盤整備の一翼を担うことを目的として、産官学の不動産分野の関係者を挙げて、各不動産の共通コードとしての「不動産ID」に係るルール整備について検討します。
国土交通省公式サイトより
不動産IDの現状と問題点
国土交通省は国内のあらゆる不動産に識別番号を割り振る「不動産ID」の普及に乗り出す。
間取りや過去の取引状況を把握しやすくなる半面、オープンな情報システムを警戒する事業者もおり浸透できるかが課題となっている。
不動産IDの狙いと価格の透明度
狙いのひとつが中古不動産の取引拡大だ。不動産会社は物件ごとに間取り図や面積、修繕の履歴などの情報を集める。
法務局や自治体などに分散し、データ形式もバラバラだった。IDで情報をひも付け、簡単に検索、閲覧できるようにする。
不動産サービス大手のジョーンズラングラサールが8月に公表した不動産の透明度に関する調査で、首位は英国、2位は米国だつた。日本は12位と後れを取っている。不満は価格情報の得にくさにあるとされる。
米国では全米の民間データベースで構成する「MLS」で過去の取引価格などを調べられる。
「国の主導により信頼性などは確保できる。価格情報といったニーズの大きい情報の開示をどう進めるかが課題だ」
(令和4年12月12日 日経新聞より一部抜粋)
私が想うに…
IDが普及すればいい意味での情報開示がある反面、個人情報の保護とは相反するものもあり、行政はそのあたりを明確に位置づけるべきだと感じます。
IDが普及して便利になるのは大賛成ですね。
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