このマンションを購入希望の方がいます
このエリア限定でさがしてる人が2組いてます。
△△マンション 3LDK 70㎡ 予算3,000万円。
こんなDMやチラシを見た事あると思います。
お客さんがいます!という『嘘』
こういったDMやポスティングチラシは個別だと単価が高くなるため、大量に一斉にエリアに送付(配布)します。
しかも、掲載されている予算は相場より高めに設定してあります。
こういったチラシやDMを見て慌て連絡すると不動産屋の思うつぼです。
通常の売却手順
通常の売却手順
1.自分で情報を収集する (スーモやホームズ、アットホーム等のポータルサイトを見て販売中の物件を見る)
2.地場の不動産屋や大手不動産屋へ簡易査定(内覧無)を依頼し、相場観を知る。
3.不動産屋の対応や担当の知識レベルを確認し、査定(内覧)を依頼する。
4.査定書をもらい、精査する。(この時には2~3社程度に絞る)
5.担当者と相談して売り出し価格を決める。
6.媒介契約を締結し、販売を開始する。
お客さんがいる?場合の手順
「お客さんがいます」チラシで問い合わせすると
1から5をすっ飛ばして6の媒介契約を結ばされます。
本当にお客様がいればいいのだが、そのお客様は「高い価格を提示してくれるお客様」なのでしょうか?それとも「相場より割安で購入したいお客様」なのかはわかりませんので。
ご注意を。
1~4の手順を踏んだ後で相場がある程度わかった後で問い合わせしてみるのはいいかもしれません。
査定の例
例≫
査定でA不動産が2,800万円 Bハウジングが2,870万円 Cハウスが2,740万円とするとそれぞれ数値が近く平均で2,800万円程度になるので売却価格はそのあたり。
それを踏まええてDMを送ってきたD社に見てもらいます。
ここで一番重要なのが
1.本当にお客様がいる。(家族構成、いつから探しているのか?、年齢や購入動機、何故この物件なのか明確な理由など)
2.2,800万円(相場)より本当に高く買ってくれるのか? 3,000万円や3,100万円以上(最低1以上)
この二点です。又、A不動産、Bハウジング、Cハウスと会社、営業担当のレベルを比べてどうか?
それでも、間違いなく購入してくれそうであれば依頼をしてもいいかもしれません。
そのお客さんだけ可
*不動産屋がやる販売手法の一つで、「そのお客さんだけ可」とういう売り方
仲介業者がよく「お客さんがいます」と言ってきます。不動産屋どうしの話なので「嘘」はなく、予算や条件、必要性など仲介業者から言ってくる事が有ります。
その時に「そのお客さんだけ可」として販売依頼する事もあります。そのお客さんだけの価格、そのお客さんだけの条件で販売する事が出来ます。
仲介業者の担当者もそのお客さんだけしか案内出来ないため必死で営業します。そのため、多少相場より高くても成約率は上がります。
一般の方が売主の場合、そんな感じで売却できないでしょうが、「高く売る裏技」の一つでしょう。
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